2008年09月30日

InDesign:特殊文字の挿入

「特殊文字の挿入」というコマンドに出てくる色々。[自動ページ番号]はよく使うけれどその他の[ビュレット]や[省略記号][段落記号][セクション記号][EMダッシュ][ENダッシュ]など…あまり使うことはないけれど便利だなあ。
すぐに仕事に役に立つ InDesign速効Tips:第6回 この特殊文字は何に使うの?(その1)|gihyo.jp … 技術評論社より引用。
一番目に現れる[ビュレット]は,日本人には馴染みの薄い言葉でしょう。「bullet」は,本来は「弾丸」という意味ですが,欧米の組版用語では「中黒」という意味にも使われます。欧文フォントには,箇条書きの際に利用される日本語の中黒よりはいくぶん大きな黒丸記号があり,それを「ビュレット」と呼んでいます。日本語で使う中黒とは異なるため,英文のままのカタカナ名となりました。[ビュレット]の次の[中点]は,日本語でよく使われる「中黒」です。
タグ:InDesign

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2008年09月29日

InDesign:検索と置換

InDesignの「検索と置換」。正規表現とあわせて使いこなせばと無駄な時間とミスをなくせる。InDesignに限らずワープロやテキストエディタでも同じことが出来る。
以下すぐに仕事に役に立つ InDesign速効Tips:第9回 検索・置換でもっと便利に|gihyo.jp … 技術評論社より引用。
InDesignの[検索と置換]には,QuarkXPressには搭載されていない[文字種変換]という機能があります。これはたいへん便利な機能で,たとえば全角英数字を半角英数字に簡単に変換してくれます。ご存知のようにDTPでは,英数字は,全角を使わずに半角を使うという基本のルールがあります。横組みで全角の英数字が複数並べば,字間が広がって美しい組版にはなりません。半角英数字への変換作業は,ワープロやテキストエディタが得意とする作業ですが,InDesign上でも操作することが可能です。[編集]メニューの[検索と置換]を選択し[文字種変換]を実行することで,「半角片仮名→全角片仮名」や「全角英数字→半角英数字」のような変換作業を行えます。
タグ:InDesign

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2008年09月26日

InDesign:文字数のカウント

count.jpg
InDesignではプレーンテキストフレームでも、テキストの文字数を自動で計算してくれる機能がありました。あまり使わないけど何か使うかも。
以下すぐに仕事に役に立つ InDesign速効Tips:第10回 カンプ用のダミーテキストを用意する|gihyo.jp … 技術評論社より引用。
マス目が表示されないプレーンテキストフレームの場合には,フレームグリッドのように文字数を表示させる機能はありません。このようなときは情報パネルを使います。情報パネルは,[ウィンドウ]メニューの[情報]を選択して表示させます。テキストフレームにカーソルを挿入することで,情報パネルに文字数を表示させることができます。情報パネルには,全体の文字数だけでなく,「全角」「半角」「かな」「漢字」の種類ごとの文字数や「行数」や「段落数」も表示してくれます。

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2008年09月25日

InDesign:サンプルテキストの割り付け

sampletext2.jpgsampletext3.jpg
デザイン用のカンプを作成時に必要になるダミー用のテキストを割り付ける機能がInDesignにはあった。挿入できるテキストは,初期設定ではアルファベットの文章だが日本語に変更することも可能。
以下すぐに仕事に役に立つ InDesign速効Tips:第10回 カンプ用のダミーテキストを用意する|gihyo.jp … 技術評論社より引用。
InDesignで空っぽのテキストフレームを選択して,[書式]メニューから[サンプルテキストの割り付け]を選択すると,テキストフレームにダミーテキストが挿入されます。(中略)[サンプルテキストの割り付け]で挿入できるテキストは,初期設定ではアルファベットの文章になりますが,日本語に変更することも可能です。日本語に変更するには,最初に,ダミー用の文字を入力したテキストファイルを用意します。テキストエディタを使って,たとえば「これはダミーです。」と入力し,「Placeholder.txt」というファイル名で保存してみましょう。保存先は,InDesignアプリケーションがある同じフォルダにします。InDesignで空っぽのテキストフレームを選択し,[書式]→[サンプルテキストの割り付け]を選択します。この操作で,テキストフレーム一杯に「これはダミーです。」というテキストが繰り返されるはずです。
タグ:InDesign

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2008年09月24日

InDesign:ドロップキャップ

drop02.jpgdrop01.jpgdrop03.jpg
inDesignのドロップキャップはとっても簡単。かわいいんだけど、あんまり使う機会がなかった…。でもこのサイトみたいな使い方、かわいいな。
以下デザインとはバランスゲーム7/7より引用。
本文処理などでもドロップキャップ処理を設定する場合、通常の組版であれば同一書体でそのまま拡大してしまいますが、ドロップキャップ文字のウエイトを調整することで、全体に落ち着きをもたらすことができます。欧文では、ドロップキャップ指定の文字だけを太らせたり括り文字にするといった処理が一般的です(中略)ドロップキャップ部分をチント処理後にウエイトをW3とひとつだけ落としてみるだけでも、イメージを落ち着かせることが出来ます。

あ、Webでもやってるんだ〜。Neoのおきらく報告: ドロップキャップスをCSSで

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2008年09月22日

文字詰め

jiokuri.jpgjiokuri02.jpg
今まで意識していなかったカーニングの値の意味。
字送りとカーニングの値は、現在の文字サイズを基準とした 1/1000 em単位で指定。1em は、6ポイントのフォントでは 6ポイントになり、10ポイントのフォントでは10ポイント、というようにカーニングと字送りは、現在のフォントサイズに比例するということを知らなかった…。良く見ると「字送り(/1000em)」と書いてあった。
以下第五回 技術と方法2 写真植字 その4 | 文字の手帖 | 株式会社モリサワより引用。
均等字送りを前提として生まれた邦文写植技術ですが、写植文字は写像ですから実際に正方形のボディを持っているわけではありません。文字盤が種板としてあるだけです。したがって、ボディではなく文字のかたちを基準に字間を決めるプロポーショナル印字に、じつは適しているのです。
プロポーショナル印字が技術的に難しかった時代も、切り貼りによる文字ヅメは日常的に行なわれていました。しかし、本文まで手詰めすることはできません。そこで、均等字送りとツメ組を共存させる一歯ヅメという方法が考え出されました。
文字は普通、ボディ(仮想ボディ)より、一回り小さくつくられています。たとえば13級ベタ組みとして、字送り13歯のところ、12歯で送ります。漢字は詰まり気味に見える組み合わせもありますが、仮名はこれでなんとかアキが気にならなくなりますが、約ものが不自然になったり漢字がくっついてしまうこともあり、専門家からは芳しい評判を得られませんでした。しかし、調整法として手頃だったのでしょう、「一歯ヅメ」は雑誌本文組みにおいて定番の組み方になりました。

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2008年09月19日

書体:bodoni

bodoni.jpg
以下ボドニ - Wikipediaより引用。
イタリアの印刷工、ジャンバッティスタ・ボドニによってデザインされたラテン文字のセリフ体書体。
画の太さを均一に保つなど、幾何学的に構成されており、カリグラフィ的要素を排除しているのが特徴。広告デザインなどに人気が高い書体の一つである。

確かにデザインの特徴が強い!しかも楽しげな書体。イタリアンレストランのメニューなどに使うと良さそう。RegularとBlackの差が激しいなあ。RegularはすごくスマートなんだけどBlackは極太明朝みたい。ポスターなんかにも良さそう。
以下印刷博物館:コレクション探訪/ジャンバッティスタ・ボドニ「活版印刷の手引き」より引用。
「活字のより完全な形こそ印刷芸術である。同一のテキストを大量につくり、読みやすい形で後世の目に供することが問題になるからである」
あなたのパソコンに、ボドニという書体(フォント)が入っていませんか。この書体の名前は、書体をつくった人の名前からつけられました。
イタリア人であるボドニは、書体形成の根本を変えることで、歴史に名を残すことになりました。それまでの書体には、手書きの文字の影響が残っていましたが、ボドニはその特徴を無くし、幾何学的論理にもとづいた書体を制作しました。印刷の時代のための新しい書体です。先に掲げた言葉は、それが象徴されたものであり、この言葉が記された本が今回紹介する『活版印刷の手引き』です。
この書物は、彼の死後1818年に、彼の妻と職工長が製作したもので、記念碑的な書物といえます。その内容は活版印刷の手引であり、彼の作成した活字書体の見本帳でもあります。しかし、単なる技術書、見本帳としての価値を卓越し、芸術的な意味において新しい様式を示した一冊といえます。


それまでの書体には、手書きの文字の影響が残っていましたが、…印刷の時代のための新しい書体です。というところが、おもしろいと思った。
世界の動きによって文字のデザインも変わってくるのですね。また、その現場で文字を見ている印刷工がデザインした、と言うところが素敵。初めて知った印刷博物館 Printing Museum, Tokyo、行ってみたい。

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2008年09月18日

級orポイント?

組版の時の単位は、「級」を使うのが良いのか、「ポイント」がよいのか一般的にはどうなんだろう?検索してみた。
以下えでぃっとはうすのHOME PAGE/QUARK21-1より引用。
単位系が統一されるメリット

 級数はまず、計算がしやすい。1級=0.25mmだから、1mm=4級だし、0.1mm=0.4級となる。このあたりの計算が暗算でも可能というのは実に扱いやすいわけだ。
 扱いやすいのは、暗算しやすいからだけではない。日本で使われている用紙の規格はミリだから、文字サイズにポイントを使っていても、ドキュメントの縦横の単位には多くがミリを使用していることだと思う。
 このとき、メジャーパレットがポイントを表示するのは、文字サイズと行送り値だけだ。ドキュメントの縦横、ボックスの縦横はミリで表示される。


こちらも級をすすめている。
以下第五回 技術と方法2 写真植字 その2 | 文字の手帖 | 株式会社モリサワより引用。
写植の寸法単位には「級(Q)」と「歯(H)」があります。どちらも0.25ミリ。1mmの4分の1です。
 通常であれば、活字の寸法単位である「号」か「ポイント」を用いるところですが、幸い(?)森澤も石井も印刷の素人、当時はまだ目新しかったメートル法を採用し、計算しやすい4分の1mmとしました。この寸法は文字サイズのために考えたのではなく、字送り、すなわち印画紙の送り幅(推進量)の最小単位として決めたもので、それは、ラチェットの歯の幅を決めることでもありました。0.25mmというサイズは、歯を切る精度の点でも適当な数値だったのです。
 1960年、メートル条約に基づいて CGPM(国際度量衡総会)で国際単位系が採択され、1970年代半ばに世界規模でのタイプサイズの統一という議論が持ち上がったことでもわかるように、この決断は卓見でした。
 その後、コンピュータの普及により、ヤード・ポンド法 - Wikipediaを慣習的単位とするアメリカ合衆国主導で「ポイント」が文字単位として定着したことは、(世界中でヤード・ポンド法を主に使用している国はアメリカだけという現状から見ても)後退だといっていいでしょう。私は今でも、(コンピュータ上の計算に端数が出ることは承知の上で)日常のサイズ感とのつながりがわかりやすく、計算もしやすい「級」の使用を勧めています。特に直観が必要なデザイナーにとって、「級」や「歯」を用いることには計り知れないメリットがあります。

社内ではIllustratorではポイントを、Quarkなどでは級を使用している(たぶん)が、なぜだろう? そのメリットを…今後考えてみようと思う。
タグ:組版

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MediaWikiの泥臭い復旧

状況

社内ナレッジ用Mediawikiの動いていたサーバーが死んだ。HDDががぐちゃぐちゃ。

サーバーは、ついでなのでOSごと快適に再構築。MediaWikiのDBはダンプをとってあったのでそれ程慌てなかった。が、間抜けな誤算。

ダンプデータの内、ページタイトルに当たる箇所が文字化けしている。

実はダンプの取得を、文字コードの指定に問題のあるphpMyAdminから行っていた為に、テキスト型のラテン文字以外が全て化けていた。本文部分はバイナリ型で記録されるので問題なかったが、ページタイトルは駄目。ページタイトルの付け直しはとても面倒だし、どういう化け方なのか特定しようにも、面倒。

復旧作業

  1. 新サーバーはmy.cnfのエンコーディング指定で文字化け問題対処済みだったが、これをわざと初期設定に戻す
  2. phpMyAdminからダンプデータを使って、MediaWikiのテーブルを復旧
  3. 手書きでMediaWikiのDBからpageテーブルの「page_title」と「page_latest」を取得
  4. textテーブルと、revisionテーブルもCSVで用意
  5. お手軽に、FileMakerへそれぞれのテーブルを投入
  6. リレーションで「page」→「revision」→「text」とつなぎ、各ページの最終状態を取得
  7. XMLとして整形し、新しいMediaWikiにインポート
  8. my.cnfを元に戻し、復旧用に作ったテーブルも削除

引っ掛かったのは、文字化けしちゃった環境の再現と、FileMakerがUTF-8はBOM付きでないと対応していない点ぐらい。

面倒な手作業をしなくて済んだ。なんとかなるもんだ。

タグ:Mediawiki

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FileMakerとUTF-8

FileMakerにインポートするファイルの文字コードがUTF-8の場合、BOMが要る。
ちょっと面倒。
タグ:filemaker

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2008年09月17日

雲母摺(きらずり)とは

浮世絵の技法にも色々あるらしい。美しい名前で気になったのが「雲母摺(きらずり)」。
これは浮世絵の摺りの技法のひとつで、背景を一色で摺った上に、雲母の粉末を用いる。地の色によって白雲母、黒雲母、紅雲母などとよぶ。名前のとおりキラキラと輝いているらしい。実物を見てみたい☆
以下浮世絵版画の技法より引用。
人物などの背景を一色で摺ることを、地潰しといいます。その地潰しに雲母の粉末を用いたものを雲母摺といい、地の色によって白雲母、黒雲母、紅雲母などとよびます。名前のとおりキラキラと輝いているのが特徴です。また淡い色で地を潰し、木目を際立たせたものを木目潰しといいます。版木の木目が綺麗に表現されます。
これらの技法は、写真などではわかりにくいため、実際に美術館で作品を鑑賞することをおすすめします。

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2008年09月16日

留守絵

先日の日曜美術館源氏物語 千年のかたち|新日曜美術館で交わされた言葉の中に「留守絵」というものがあった。私は初めて聞いた言葉だったので、調べてみる。
以下文化力で発想しよう! : 日本人の情緒性の土台は大和言葉のメカニズム(3/5)より引用。
日本画の手法に『留守絵』とよばれるものがある。
 たとえば垣根を描き建物を描いて、人物を描かない。衣裳だけをたくさん描いて人物を描かない。そうした類いである。この後者の中には、屏風や衣桁に衣裳の袖だけをかけて、何となく人間の匂わせながら、人物を描かないものがあり、『誰が袖屏風』といわれる。
 これらを『留守』として捉える観点は、本来人物が描かれるはずだのに、それを連想の場の中におき、画面には、もっぱら人物以外の、しかも人物に付属するものを描くのだというところに由来する。
そのために、見る者から人物はいっそう要求され、なまじ人物を描いた時よりも、生き生きとした姿を、しかもさまざまな想像上の姿において幻想させることとなる


見えないから見えるもの、見たくなるもの、おもしろがれる人だけがおもしろがる世界、詩とか、音楽とか、絵とか。
そういうものを知ることがとても楽しい。

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2008年09月13日

写植

写植とは写真植字の略。漫画の台詞が今も写植が多いのは、手書きした漫画に台詞を貼りこむからなんだな、と納得。そういうところでは写植が残っていくのか。
以下●亮月製作所・写植ってなに?●より引用。
書籍から漫画の台詞まで、多くの印刷物の文字に使われてきた「写植」こと「写真植字」は、1924年に石井茂吉・森澤信夫両氏によって発明され、1929年に実用化されました。
 この写真植字は、“文字盤”(ネガ)を通った光によって“印画紙”を感光させ、“現像”し定着すること(ポジ)によって印字するという仕組みです。つまり、白黒「写真」の原理で「植字*」しているといえます。写植はこういった仕組みのことを指すのですが、写植の仕組みを使って印字したものも写植と呼びます。
 「電算写植」というコンピュータを利用したシステムもありますが、こちらはパーソナルコンピュータと同じようにアウトラインフォント(輪郭のデータによって作られている書体)を用いたものが主流です。大量の文字を処理できるため、雑誌や単行本の本文などは電算写植によるものも多いです。
写植(手動写植)の現在の主な用途は漫画の台詞などですが、装丁に気を遣った本や記事などでも写植文字を見ることができます。

以下第五回 技術と方法2 写真植字 その1 | 文字の手帖 | 株式会社モリサワより引用。
写植とは
「写植」と略されることの多い写真植字は、その名のとおり写真技術を使った植字方法です。写真技術で印字する発想は、二十世紀に入って間もなく生まれたと思われます。1920年ごろのイギリスにはすでに写真を応用した文字組版の研究があり、1925年には、バウハウスの教員であったモホリ=ナジが、バウハウス叢書『絵画・写真・映像』のなかで、「タイポグラフィの工程の未来は写真的メカニズムの方法にある」と述べています。ナジ自身も、言語の映像的造形ともいうべき作品を「タイポフォト」と名付けて発表しています。
 中国の泥活字や朝鮮の銅活字で先駆けたとはいえ、文字数の多い東アジアの漢字文化圏は、書体や植字技術の開発において、いつもヨーロッパの後塵を拝してきました。写真と文字の出会いもやはりヨーロッパからはじまります。しかし、実用にたる写真植字機は日本で生まれ、世界に広がっていきました。
写植技術のはじまり
〈なるほど…、写真で字を植えるのなら、文字はひとつあればよいな。ひとそろいの文字があれば、必要な文字は何度でも写して使える。(中略)すると、あんな大きい場所に、何万本も活字を用意して、右往左往して活字拾いをすることもいらんな。…小さい機械で、タイプライターみたいな機械で、座ったままで字が組めるかも知れん(『写植に生き、文字に生き─森澤親子二代の挑戦』より)〉。
 しかし、日本よりずっと機械文明が進んでいるイギリスで開発が成功しなかったのはどうしてなのか? ──その疑問は活字のかたちから解けます。
 アルファベットの活字は文字固有のプロポーションに添った幅で作られています。“I”は狭く、“W”は広い。活字はスティックの幅が違っても並べることに支障はありませんが、一文字打つたびにその字に合った幅で印画紙を移動させることは容易ではありません。それが開発を妨げている最大の要因でした。
 しかし、日本の活字のボディは正方形です。一文字ごとに同じ幅だけ印画紙を移動させればいいのです。そのことに気づいた森澤信夫はさっそく試作模型をつくりはじめました。その模型には、のちの写植機の骨格となる構造のすべてがありました。日本の近代活字組版の特徴である漢文組み、すなわち均等字送りのための正方形のボディが、ここにきて新しい技術を生む助けになったのです。

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2008年09月12日

文字を自分の頭の中だけで考える-01:文字とは

文字を文字として成立させる、基礎は以下だと捉えてみる。

文字とは記号である。それを用いる事で、別の或る何かを示す。それは音声としての言葉が持つ同じ働きに対応している場合が多い。

文字とは形である。土や竹や紙に、彫られたり刻まれたり塗られたりした形である。この形は或る程度であれば、歪み、掠れ、欠け落ちてもそれと認識できる様な、単純化された規範を持つ。

文字とは約束である。或る両者の間に、その記号としての象徴性や示す先の合意があって、両者にとって文字となる。但し、その約束は酷く大雑把で、断片的である。

タグ:文字

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2008年09月11日

InDesign:特殊文字の挿入→「結合なし」

indesign_tatenakayoko.jpg
複数の連続する縦中横それぞれを分離させたい時、「結合なし」の特殊文字を挿入する。
上図の場合、「50」と「kg」の間にカーソルをおき、[特殊文字挿入]→[その他]から「結合なし」を挿入。すると「50」と「kg」のそれぞれに個別に縦中横が適用された状態になった。 InDesignの勉強部屋_CS3_結合なしより。
タグ:InDesign

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2008年09月10日

文字を組む技術

 文字を組む技術は現状では大きく分けて活版、写真植字、DTPの三種類。1990年代以降DTPが主力だが、単行本や文庫本など文字主体の出版物の場合まだ電算写植で組まれることも多く、活字もかなり少なくなったとはいえちゃんと現役。その違いは印刷物を見ても、気を付けて見ない限り感じることは難しいと思うけれど、それを感じられるようになり、それぞれを活かしたデザインをしてみたい。それほどの違いの必要なデザインとか。
ところで、今はDTPだから2.53ptなんていう文字の大きさが指定できるが、活字の場合合理的であるため、また解版後の再使用や汎用性から考えても、規格化されることは避けられなかったんだな、とはじめて気づいた。
以下第四回 技術と方法1 活字 その1 | 文字の手帖 | 株式会社モリサワより引用。
ふたつの活字技術
1590年代、日本にふたつの活版印刷術がほぼ同時にやってきました。ひとつは、ヨーロッパからキリスト教布教とともにやってきたグーテンベルグ方式のもの。もうひとつは、秀吉の朝鮮侵攻(文禄・慶長の役)の際、加藤清正らが書物や印刷道具類と共に朝鮮から持ち帰ってきたものです。当時の朝鮮は活字先進国で、1400年ごろにはグーテンベルクに先駆け金属活字(李朝銅活字)を鋳造、すでにたくさんの公刊物を活字で印刷していました。
(中略)長い戦乱の末、秀吉のあとに天下を取った家康は、武力による制圧ではなく文治による政治的統治をめざして印刷や出版に力を注ぎます。(中略)
もう一方のグーテンベルグ方式の活版印刷は、1590年(天正18)にイエズス会の宣教師アレッサンドロ・ヴァリニャーノが主導して、天正遣欧少年使節 (てんしょうけんおうしょうねんしせつ)がリスボンから活版印刷機を携えて帰ってきたときにはじまります。この年から、1614年(慶長19)のキリスト教禁止令までの約25年間に、主にイエズス会によって刊行された印刷物のことを「キリシタン版」といい、東アジアで最初に西洋印刷術によってつくられた刊行物として貴重な資料となっています。
技術から生まれるかたち
 ふたつの活字印刷には全く違う技術が使われています。もちろん、可動式の文字をその間隔を決めながら並べていくとういうタイポグラフィの大原則からは外れるものではありません。しかし、技術が違えば方法が異なり、刷り上がった印字面も違うものになります。
(中略)1600年ごろの西洋印刷術がどこまでシステムとして完成していたのかは定かではありませんが、手順としては大差ないものと思われます。ようは、矩形にがっちりと組み上げるために、基準値の整数倍、整数分の一で要素を構成することがもっとも合理的な方法だということです。また、解版後の再使用や汎用性から考えても、規格化が有効に働くでしょう。(中略)
グーテンベルク方式の場合、全ての文字や記号は、原則として、基準値を単位としたXY座標上に位置を持つことになります。そして、その座標がレイアウトのフォーマットにもなり、誌面を構成するベースになっていくのです。
 スリットに文字をはめ込んでいく朝鮮伝来の手法は、線状に文字を流し込み、時間順次の読書経験をつくります。しかし、座標系をつくるグーテンベルク方式では、二次元の視覚表現を生むことができます。そこにはレイアウトの可能性が内包されているのです。
タグ:組版 文字

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2008年09月09日

左横書きで日本語組版

pic6_bic.png
上図は、左横組みに縦組みのふりがな(昭和35年)。1960年代に入ってもまだ横組みの形が安定していなかったことが伺えておもしろい。これじゃあ、読むとき視線が横・縦・横・縦ってものすごくつっかえる〜。でもほんの50年前なのだなあ。
以下第三回 日本語の組み方[2] 欧文組み その2 | 文字の手帖 | 株式会社モリサワより引用。

左横書き
重要な西洋文化からの影響に「左横書き」があります。左から右へ横に文字を並べて書くのはいつごろからはじまったのでしょう?屋名池誠氏による、詳細な研究、『横書き登場 ─日本語表記の近代─』(岩波新書)を見ながら、話しを進めたいと思います。
 同書に、公刊物での左横書きの最初の例として、明治4年(1871)に刊行された『浅解英和辞林』が挙げられています。想像に違わず辞書がはじまりなのですが、どうもそれは、大型の本格辞書ではなく、簡便な小型本で、その外見どおりに中身も怪しげなものだったということです(当時、書物の格式はそのサイズによってあらわされていました)。なにやら、版権侵害で訴えられていたような、あやしげな本ということですが、左横書き、洋式(グーテンベルグ式)活版印刷という新機軸を打ち出しており、ある意味、意欲的な出版物だったようです。その後、左横書きされる語学書が立て続けに出たことをみても、追従されるほど影響力があったことがわかります。それまで辞書は、「縦書き右方向行移り(左から右へ行を進める)」「横転縦書き(縦書きを90度回転させる)」などの工夫でしのいでいたのですが、ついに、真打ちの「左横書き」が登場したのです。しかし…と、同書は進みます。
 しかし、世界的に見れば、縦書きから横書きへの移行は横転横書きが普通なのに、なぜ日本語が左横組みへと展開したのか。同書はそれを、横書きに不利にならない枡目組版だったためと解いています。前回でお話しした「漢文組み」つまり、漢文のように組むために連綿のひらがなをひと文字ずつに分断し、正方形の枡目に埋め込んだことが、日本語の左横組みを可能にしたというのです。
 縦書き枡目組版信奉者ほど横組みを嫌うことを思い起こせば、不思議なことですが、“ふるまい”が先にあって技術を作るのではなく、技術から“ふるまい”が生まれる例はどこにでも見ることができます。これもそのひとつなのでしょう。
 外国の書字方向に影響を受けて、自国のことばをまねて書いてみることは、よくあることです。20世紀初頭の日本文化の影響を受けたヨーロッパでは、縦書き(横転縦書き)にした添え書きがたくさんありますし、日本でも、江戸時代後期の錦絵に、横転横書きを見ることができます。しかし、そういった新しい書字方向が定着することはきわめて稀です。なぜ日本に左横組みが広まっていったのか、それについて『横書き登場』はこう述べています。
  ──日本語に新しい書字方向が生じたのは、当時の日本社会にそれを受け入れる社会的条件がたまたま備わっていたからだ。そういう意味で、日本語における横書きの成立は、時間と空間の条件に制約された一回性の歴史的な事件だったのである。──
 その「社会的条件」とは、明治の西欧文化への傾倒とあこがれにほかなりません。昭和戦後すぐに創刊された児童雑誌に掲載された左横組みへの(今読めば噴飯ものの)啓蒙も、敗戦国日本が欧米に追いつきたいという気持ちがエンジンになっていたのでしょう。文中にある《進ンダ國ノコトバハ,イヅレモ,ヒダリ横ガキニナッテヰマス》という一文がそれをあらわしています。左横書きが一般に定着するのは、1960年以降のことです。

「縦書き右方向行移り(左から右へ行を進める)」「横転縦書き(縦書きを90度回転させる)」などがどういった組み方なのかが、想像できない。
「縦書きから横書きへの移行は横転横書きが普通なのに」?

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2008年09月08日

シソーラス (Thesaurus)

「シソーラスとは『意味』で整理した辞書」その視点がはっきりと見えたことがおもしろかった。単に「類語」のことだと思っていたが、枝葉に分かれさせたりまとめたりして、言葉に意味という階層が見えた。
同義語にも、外来語-省略形-通称-年号-立場による語の違い-語の陳腐化-慣用句-表記の揺れ−漢字表記の揺れ-外来語を仮名書きするときの揺れ-異体字-送り仮名の違いによる表記の揺れ-などがあり…。同じ言葉を言うにもニュアンスが微妙に異なり、人によっても受け取り方が違い…恐ろおもしろい。そんなことを研究している人が世界にいるなんていいな。
以下シソーラス - Wikipediaより引用。
シソーラス (Thesaurus)とは、単語の上位/下位関係、部分/全体関係、同義関係、類義関係などによって単語を分類し、体系づけた辞書。

シソーラスは類語辞典の一種といえるが、一般的な類語辞典は五十音順に項目立てがされているのに対し、シソーラスは語彙の持つ意味から、大分類−中分類と下っていき、目的の単語に達することができるようになっている。

以下シソーラスとはより引用。
同じ意味であると語を意味によって整理してある辞書が必要になります。この辞書をシソーラスと呼びます。普通辞書は語をアルファベットや五十音順で整理してありますが、シソーラスとは意味で整理した辞書です。

最近は「計算機」が「コンピューター」に、「写真機」が「カメラ」になるといったふうに、漢語が片仮名語に置き換わる傾向があります。わが国は工業製品では輸出超過だそうですが、用語の世界では大幅な輸入超過です。

これは外来語への憧れとか、かな? 何でかな。
タグ:言葉

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2008年09月07日

穏やかに

穏やかにやれば良い。
大抵のことは、動かすべき時に、動かすべき様に動かし、穏やかにやれば、満足に対処できる。それで足りないと感じた時だけに、苛烈にやればよい。

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2008年09月06日

和欧混植

和欧混植は多い。よく見かける。美しく組むのは難しい、特に縦書きの場合…。でもこれからもっと増えていくのだろう。英語の本で和欧混植なんて、見たことないなあ。英仏混植とかあるのかな? 英中混植とか。あるんだろうなあ。
以下第三回 日本語の組み方[2] 欧文組み その1 | 文字の手帖 | 株式会社モリサワより引用。

外来語をカタカナで表記するようになったのはいつごろのことでしょう?はっきりと調べたことはありませんが、たぶん江戸後期にはすでに行なわれていたものと思います。
 カタカナは、漢字の偏や旁の一部だけを採ったもので、漢文の横に読みを書き添えたりするときに使われていましたから、外来語をカタカナで書くことは、自然に受け入れられることだったのでしょう。もともと漢字を倭語にあてて読んだ万葉仮名も日本語に漢字を振ったものとも言えますから、音にしたがって文字を振るのはお手のものだったに違いありません。
 かつて、洋画は日本語題で(翻訳して、または、まったく違う題名をつけて)公開していました。たとえば、ヒッチコックの「鳥」の原題は「The Birds」で直訳ですが、ニューシネマの名作「明日に向かって撃て」は「Butch Cassidy and the Sundance Kid」で、まったく違うタイトルになっています。
 こういういわゆる“邦題”には味のある忘れがたいものも多いのですが、ここ10年ぐらいは直接カタカナ書きする題名が多くなっています。しかも「パイレーツ・オブ・カリビアン〜ワールド・エンド」(原題は「Pirates of the Caribbian: at World’s end」)のように、適当にカタカナ英語にされているものもあって、子供も観る映画なのにこれでいいのかと心配になります。また、最近は「Into the Wild」のようにそのままアルファベットで表記するものも出てきています(ちなみに「Into the Wild」の原作は、『荒野へ』という翻訳題で日本でも出版されています)。
 長々と何を書いているかというと、日本語の中に、本格的にアルファベットが混ざりつつあるということを言いたいのです。映画のタイトルも日本語題から外国語のカタカナ表記、そして原文表記へと変わってきました。 
日本語は仮名漢字混じり文であることは言うまでもないのですが、そこにラテンアルファベットも混ざるようになってきたのです。
 日本語は、構文が正しく、助詞や助動詞が日本語でありさえすれば、日本語として認知できます。たとえば《Theater で「Into the Wild」を enjoy した》でも、日本語として通じるということです。また、NASAやHTMLなど、アルファベットでしか表記できないことばも増えて、ますます和欧混植率が高まっています。このことは、昨今の欧文タイポグラフィへの興味とも無関係ではないでしょう。

何を学んだってわけじゃないけど、確かにこれからもっと和欧混植率が高まるんだろうなあ…と思ったのです。美しく組めるようになろうと思ったのです。
タグ:文字

19:02 | Comment(1) | TrackBack(0) | Qwan-Note

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